就活の幹

就活のテクニックではなく、求められる人になるための本質・考え方・構え方など考えてみます!

大卒就職率上昇。就職率の数字に入らない人へ!

今春に大学(学部)を卒業した学生約55万9千人のうち、74.7%の約41万8千人が就職でとのこと。修士課程修了者(約7万1千人)と同数が進学と過程すると、12.7%を追加した87.4%が就職またはMasterへの進学となります。

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その他の12.6%のうちいくらかはMasterに進学できず浪人のような実情となる者もいると思いますが、わずかだと思われるのでそういった点では12.6%の今後が心配です。

 

自宅が自営業だと手伝いで経験を積むこともできると思うので、ぜひそういう可能性を秘めた方は自宅・実家を積極的に手伝って欲しいと思います。

若い力は本来どこでも欲しいと思います。就活で行先が見つからない人の中にも、真面目さは誰にも負けないという人もいると思います。是非、真面目さは何らかのアウトプットを必ず生みますので、実家だからと残念がらずに実家というすばらしい土壌を活かして下さい。

 

なぜ、こんなことを言うかというと、就職したからといって好きなことができる人は限られています。私はさんざん好き勝手やらせてもらいましたが、そうではない人が殆どのように見えました。好きにやらせてもらえる人とそうではない人との明確な違いの1つに、一生懸命さがあります。とても優秀なのに一生懸命ではないために今後のために生きる仕事を任せられない。そういう瞬間が存在します。

一方で、これまでの経歴とは異なる分野の仕事でも必死に取り組み、大きな結果を出す人もいます。

 

また、大企業の名前を優先して、自分の専門を扱っている中小を見ていなかった人はぜひ中小にも目を向けて欲しいです。中小が支えるのが大企業です。中小が支えるのが日本のトップレベルの製品の主要パーツだったりするのです。その技術力が映画の題材になったり、TVで取り上げられていますが、就活となると中小への眼差しはそれほど熱くない。

 

実は私、大と言える企業を辞めて中規模の企業を狙っています。本当にやりたいことは何か?大企業だから楽しいのか?もっともっと自問自答してまだ就活中の人が、自分にとって楽しい職場を見つけて欲しいです。

私も頑張ります!なんたって私も探してますから!

 

2018年卒業予定者さん頑張って!もう始まりましたね!

今日8/4の日経に現在の大学3年生の就活が始まっているという記事がありましたね。 

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正直、経団連の指針見直しで熱く長い闘いになりそうな気がします。というか二極化にならないか心配です。早く必要な準備を行い、同時に研究もしっかり行うことで安心して面接を進めるというシナリオをしっかり引いて実現した人が早期の勝ちを獲得するのかもしれませんね。

こうも指針が変わると、企業の動向から目が離せませんが、そもそもこんな指針変更で学生が振り回されて、本来の学業に支障が出ている現状をどう捉えているんでしょうか。

 

もっと大学側から経団連に言葉を発しても良いのではないかと思うのです。

学生からそれを大学側に仕向けるという行動を取るのも、今の大学1年生あたりから行うと1年生が就活する頃に何か違った変化もあるかもしれませんよ。

就職活動するために大学にいくわけじゃないですもんね。

 

それにしても厚いですね。厚いなんて言ってられない時期に差し掛かった人もいらっしゃるわけですが、健康管理も頑張りましょうね!

これから就活する方・就活中の方へ!ヘドニック適応を理解して自分の本質に向かい合おう。

厚切りジェイソンさん、良いこと言った!というか、マネージメントだからこういった点にも目をやる素養があるのは当然のことかもしれませんね。

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人間の感覚は不思議なもので、慣れたものが基準になることが多いと自分や周囲を見て感じています。

厳しい状況での仕事に慣れるということもありますし、金遣いの荒さが常習化することもあるのは全て同じroot causeということではないでしょうか。

 

これにもし気づいたら修正する必要があります。大きく2つの方法が直感的に思いつきますが、その1つがマインドセットです。以前の自分の価値観にリセットするのです。ただ、自分の感覚が以前と変わっているのに頭でリセットすることは簡単ではありません。かなりのイメージトレーニングと深い理解が必要ではないかと考えています。

もう1つは生活を一変させることです。これは周囲に違和感を与えるかもしれませんが、それを説明することで暗示的にマインドセットが進行しますし、まさに慣れがここで効いて一変させた生活に慣れることで以前の感覚に復帰できると思うのです。

成功体験は自分の内面(深層)で繰り返しを望みますから、一変をより定着させる行動に踏み切る可能性もあります。

 

さて、学生とはいえ非常に裕福な生活をしてしまっていることはないでしょうか。私は学生の一時期を、広い部屋に住み、輸入車に乗り、毎晩飲み、殆どの食事を学食ではない外食、月に何度か新幹線に乗って飲みに行き、、、なんて、とんでもない勘違いヤローで過ごしました。

当然、その後は財布事情が厳しくなり普通の生活に戻ったわけですが、充実していたのは学生らしく休みの日も図書館に通い、研究が始まれば風呂に入って寝る時間以外は研究室にいるという生活のほうでした。なんなら図書館にいれば電気代節約もできますから。そして貯金が増え始めたとも普通の生活をしてからです。コンビニバイトも金銭感覚を戻すのにちょうど良かったかなあ。

 

就活をしていると、意識している会社が変化していく自分があったり、気が付くと自分が本当に行きたい会社を受けているのか?と疑問が湧くこともこともあると思います。周囲の状況やAgentからの言葉に対して適応してしまった結果かもしれません。

そんな時は是非初心に戻り、最初はどんな風に企業を探していたのか?自分の夢は何か?を振り返って下さい。「夢なんて。。。」と言っている会社があったら、そんな会社は相手にしないほうが良いです。それは歳を重ねていくと分かります。本当に働くということは何か?お金があれば幸せか?子供ができてより深く考えるようになり、その結果が私の現在の就活状態に至っています。

 

嫁も子供も放って仕事バリバリで楽しいか?それで良い環境の人もいれば、そうではない人もいると思います。自分が選んだ人生、そして今のStage、それに見合った働き方があるので、正しく選択することが最大の幸福であり、多様な働き方を受け入れることで、Stage毎に自分の働き方を変える楽しみも出てくると思います。

 

自分の子供が成長してかつまだ定年を迎えていないなら、仕事にどっぷり入っても良いかもしれません。夫婦で仕事どっぷりというのもそれはそれで新しい生活で面白いかもしれません。それまでは、子供を中心にしたり、半々にするなどして時間と共に変わる生活を楽しんでも良いと思います。

学生で1人身であれば、自由な職場選択ができるかもしれませんし、家庭を持つ予定があればそれを念頭に職場選択をして結果的に最大の幸せが得られるようコントロールすることもできると思います。

 

Stageによって変える変化とそれに適応することで、自分の本質に合った充実した生き方ができるといいですね。

【朝の読み物】 どういう組織形成や環境育成が大切と思いますか?

転職活動中の人の中には組織をリードあるいはPeople含め管理している人もいらっしゃると思います。

 

そのようなポジションでの面接では、その人のリーダーシップだけでなく組織論についても把握していきたいと思う面接官と出会うことも多いでしょう。

そういった方には、是非とも以下の記事は読んでおいてほしいです。私は同感です。

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シニアクラスになるとどうしても自分に媚びる社員はいるものです。そして、反論が欲しいのになかなか貰えなくなるクラスです。そんな環境に長くはまってしまうとどうしても勘違いしそうになります。

私も気を抜くと勘違いしそうになることがありました。そして、そうならないよう仲の良い上司(以前、同僚でそのご自分の上司になった人)には、言うべきことは遠慮なく言ってきました。

 

私の経験が参考になるかわかりませんが、少しShareします。

仕事を継続しながら転職活動をされている方は、今後のためにお試し頂いて必要に応じてそういった活動をしていることを面接の場で話をしても面白いかと思います。

 

私が部下に対して行っていたこと:

  • 厳しい勤務状況の時は、チームで私抜きで愚痴を言える場を設ける
    →間接的に不満を確認できるので、自分の改善の参考になります。
  • 1 on 1を定期的行い、思っていることを聞く。その場では自分の話は極力しない。
  • 1 on 1は相手のレベルに合わせて定期の幅を変える。
  • 自分のサブにあたる人には、責任者となれるよう長期的に育てる。

私が上司に対して行っていたこと:

  • 上位マネージメントのふるまいが良くない時は、何がどうあるべきか上司にアドバイスする。(上位マネージメントが必ずしもマネージメントが得意というわけではないです。)
  • 上司が上司の立場で言えないことを、現場の立場で部員・課員に伝える。場合によっては啓蒙、説明を行う。
  • 部員・課員が上司に言いづらいことを匿名で意見する。
  • 細かい問題(業務処理の遅滞など)の管理を肩代わりし、自分が遅滞の内容部員・課員にアナウンス・啓蒙・指導を行って、自分のレベルで問題とならないようにする。

 

誰も意識高い系の人のイケイケコメントが欲しいわけではないと思います。本質を大切にした全体解を意識したコメントがリーダー/メンバー間で円滑にやりとりできる環境を長期的に育んでいき、その中で有意義なコメントが活発に飛び交えば素敵ではないでしょうか。

欲しくないコメントには、責任感が無く、言い出しっぺの法則で言い出した人がそれを実施するとなると出ないようなコメントであることが多いです。常に言い出しっぺの法則を適用するようなことはありえませんから、その点では言い出しっぺの法則が適用できる意見を部員・課員内や上司に対して多く交わせる。そんな職場環境を皆さんが育む経験が、リーダーとして体験できているとその先でも活かせると思っています。

 

会社も社員にコミットできるか

"新卒3年目で子会社の社長に就かせる"という言葉は話題作りとしては成功で、チェックする人も多いと思います。(下記記事) 

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しかし、この言葉に惹かれた若者がそれまでの道のりとTargetで満足し続けることは当然できないし、そこからどうするか?はもちろん自分で考える必要が出てきます。

学生時代からビジネスをする者もいるので、即戦力になりうる人財は存在するが採用できるとは限らないですよね。やはり、その会社が目指すものと同じベクトルを指すように育成することは程度こそあれ必要になってくると思うんです。

 

この採用方式でバッティングする会社が変わったとありますが、長期就業しない分野の業種とバッティングするリスクは考えておく必要があると思っています。最近の、"若い労働力・時間を過剰投入させて疲弊したらオサラバ"という一部の風潮に流されないのが優秀な人物です。仮に、そんな貧しい発想が少しでもあれば優秀な人財は早期に見切り、バッティングしていた企業に転職する可能性が高いのではないでしょうか。力があれば就労はタイミングの問題だけです。

 

コミットしたらそれが全てというわけにはいきません。経営側としてわかっているはずですが、素晴らしい新人が新人であるのはほんの数か月です。そこからはプロとしてちゃんと接し、評価をして頂きたいと切に願います。

 

ところで、この記事の最後に内定段階の計画が立っていないことがわかる文面がありました。

NB:2017年入社の5人の内定者に対しては、レディネスになるような研修などを入社前に計画しているんですか。

上林:今のところ、2018年新卒採用の手伝いをお願いすることなどを検討している段階です。

 

私は内定段階で会社を垣間見る必要があると思っていないので(入社するまでにミスマッチがあれば辞退してOKという考えがあれば別)、計画しないで欲しいというのがホンネです。学生はしっかり勉強して脳細胞を増やし、入社式でスイッチを入れろと言いたいです。内定者は安価な労働者ではないので。

そう思うのは、自分を十分に学生として全うさせてくれた会社があったからかもしれません。本当に前職場に感謝です。

皆さんも自分にとって良い会社に巡り合うことをお祈りします!

 

右腕採用力を逆手に取る

何かのWebpageを見ていたら、こんな本の広告を見ました。

 

見た瞬間思ったこと。それは、

 

これを逆手にとればよい。

 

ということです。

「こういう質問をすると、何が分かる」という切り口等が書かれた本は、その観点を「こう伝えることで、自分をうまく伝えていく」と置き換えるのです。

 

「逆にぃ~~、こういう質問してくるってことでしょぉ~~~。」という程度で読むのではなく、この切り口で来るなら、構えておいて確実に聞いてもらうように誘導していくという作戦もあると思います。

 

book-knowledge.com

ちなみに、上記Webのレビューを見て分かるように、この本は重要なポジションに就く人材の採用方法のようです。ポイントを押さえて、自分にあった部分だけ参考にしていきましょう。

 

私が新卒で就活していた時も、想定問答で備え、自分をしっかり捉えておくことで多くの切り口に備えた記憶があります。ちなみに、私の構え方は、自分自身を知り尽くすことで何を聞かれても確実に応えていくということです。裏表がある人や誠実さや真面目さの無い人にはできないですが、殆どの人には適用できると思います。基本は自分を知ること。それを情報で固めていく1つとしてこういった本を参考にするというやり方があるのだと思っています。

 

アクティブラーニングが新学習指導要領へ

先日、クリティカルラーニングの対象が社会人だけに留まらないと書きました。

nob8.hatenablog.com

 

本日2016/8/1のNHKのNEWSで、アクティブラーニングが新学習指導要領に入るという報道がされていました。

www3.nhk.or.jp

 

ゆとり教育に端を発した学習指導要領の見直しが、教育方法を戻すということではなく、発展させた方向へ進むのは非常に良いことだと感じました。2014年になされた下村文科大臣による学習指導要領の見直し言及の段階で、既に「アクティブラーニング」という言葉が用いられていたようですが、1年以上かかったとはいえそれが確定したことは、それだけ切迫した状況があると捉えられているからですね。

それにしても多くのメソッドが小中学校から取り込まれ始めましたね。

 

今、社会人が学んでいることが、もはや小中学校から学ぶ状況だとも言えます。では社会人は?と思いますが、焦ることはないと思います。社会人が学ぶ1年は幼少に学ぶ短期間に近くなり得るからです。地道に今学ぶことと、これから自分にとって必要なことを自分で考えて行動を起こすことで十分だと思います。ただ、受け身では何も変わらないので、その点だけは注意が必要かもしれません。

 

さて、そのアクティブラーニングですが、私は以下の4冊を見つけました。 

 

 

教育方法原論―アクティブ・ラーニングの実践研究

教育方法原論―アクティブ・ラーニングの実践研究

 

  

ディープ・アクティブラーニング

ディープ・アクティブラーニング

 

 

今のうちに息子にもエッセンスを与えるべく、また、自分の後輩を育てるためにも、おじさんも早く理解しておく必要がありそうです。もしかしたらまだ実践で学びきれていない何かが見つかるかもしれません。

そして、これから学んでくる若い人と共通した思考方法を持って議論することを楽しみにしたいと思います。