CUBICとは(2)
前回(といっても約1年前でスミマセン。。。)はCUBICを新卒採用で使う場合の分析手法について確認しました。
今回はその続編で「CUBICとは(2)」です。
特に分析手法の中でも、以下の3点がポイントでしたね。
- 個人特性分析
客観的な判定材料になる。- 基礎能力検査
言語、数理、図形、論理、英語の5科目で構成。それぞれ基礎編、応用編、総合編が用意され、採用選考時に客観的な判定手段として活用する。- モチベーション測定
個人のモチベーションの理想と現状を測定する。
参考:株式会社エージーピー|人材・組織診断システム CUBIC[CUBIC 製品概要]|
今回から3回に分けて、この3つのポイントにDeep Diveしていきましょう。
分析手法のDeep Dive第1弾は個人特性分析です。
個人特性分析
個人の資質を以下に示す特性の切り口で多面的に把握し、その結果を客観的資料として面接で用いるものです。
特性 (測定領域) |
測定内容 (測定対象) |
---|---|
性格・個性面 |
どういう性格、パーソナリティか。気質、態度、性格などの比較的固定的なもの |
興味・価値観 | どういう関心事、興味領域を持っているか。生活の態度 |
社会性 | 基礎的な職場での行動特性 |
意欲・ヤル気 | どういうことに意欲、ヤル気を出すか。基本的欲求、社会的欲求 |
参考:株式会社エージーピー|人材・組織診断システム CUBIC[個人特性分析]|
イメージしてみて下さい。学生の時の専門をそのまま生かして仕事をしている人が全てではありません。しかし、企業の人事のプロとしてビジネスを行うには、不足している専門性を補う必要があります。
限られた時間で資質を見抜くことは非常に難しいです。重要なポイントだけ見抜くのであれば、ある程度の経験でカバーできることも多いとは思いますが人生のかかった採用活動ですから精いっぱいできることをやろうとされる企業が多いのです。外部のノウハウを活用するにあたって選んだツールがCUBICやTAL等のテストというわけです。
エージーピーさんのWebをご覧いただくと分かるのですが、ビジュアルで短時間で把握できるような資料にして、専門家の分析結果を手にしながら面接官は面接を進めます。その資料はエージーピーさんのWebでは「受検者が自分の弱み・強みを簡単に理解できるように、(中略)間接的かつビ ジュアル的に表現」とあり、「本人の強み・弱みの再認識、改善方法の掲示」で活用できるという例があります。
つまり、テストによって受験者の強み・弱みが分析されて、改善方法の掲示されたものが面接官の手元にある状態で面接が行われます。就活生も、自己分析をしておく必要があると思います。これは私の考え方ですが、テストに関係なく自己分析は必要です。自分を知ることは自分に向いた企業を選択するのに役立つと思います。また、課題解決能力を垣間見ることにも繋がります。
- 強みをどう生かして、その会社で務めることができるのか?
→強みをどう伸ばし、生かすことを考えているのか?強みは武器に! - 弱みをどう克服して、その会社で務めることができるのか?
→弱みを自分なりにどう克服できるのか?弱みはあってもいい。それを克服することで弱みの無い自分を自分自身で作り上げることができるか?
皆さんが自分なりに分析した結果は、もしかしたらテストと異なる結果かもしれません。もし気になるなら、周囲の友人や先生に自分の強みと弱みを聞いてみてはいかがでしょうか。
実は私も転職活動をする前に、上司に聞いてみました。はっきり言ってくれる人を選んでお願いしたので、ドキッとすることも言われましたが非常に自分のためになりました。学生の皆さんは友人や先生に是非聞いてみて下さい!できるだけ早めに聞いて、自分自身にDeep Diveして自己分析してみましょう。
次回は基礎能力検査についてDeep Diveしていきます。
お楽しみに!