就活の幹

就活のテクニックではなく、求められる人になるための本質・考え方・構え方など考えてみます!

人事との面接で聞いておくと良いコト

大変ご無沙汰しております。

激務に負けずに1年を過ぎました。転職して良いことも良くないことも、なるほどと見えてきたこともありました。

 

さて、久しぶりの投稿で書く今回のテーマは、「人事との面接で聞いておくと良いコト」です。

 

聞きにくいと思われるかもしれませんが、しっかり給与についても気になる時は聞きましょう。気にならないなら聞く必要無いですよ。:-)

給与について真剣に考えていることの現れでもありますので聞いても悪くないと思うのです。むしろ、聞いて嫌がられるような人事がいるようでは、転職しても給与アップが期待できないかもしれません。その給与の仕組みについて聞いておいてはどうか?と思いました。

 

実は、最近若手と給与について話をした時に、ベースアップという言葉が十分に理解できておらず、ヒアリングしたところ給与の考え方を十分に理解していないことがわかりました。一方でこれから転職する若手もいるのですが、しっかり給与体系などを知っており、転職先では給与アップだと言っていました。

 

ちなみに、今回の給与の話は基本的なことしか書いていません。私も基本的なことしか知らないので。また、どの企業でも完全にマッチする内容ではないかもしれませんが、そこは皆さんが確認を進めてほしいです。

 

給与はザックリ言うと ベース(基本給)+手当(補助) の二層構造となっています。

ベースは月給のベースになっているだけでなく、ボーナスの基準にもなっています。ここまでは皆さんご存知のはず。そして退職金もベースを基準に考えます。ベースが低いと退職金は雀の涙しか貰えないということも。(そもそも退職金無しという企業もありますが・・・退職金が無いならかなり月給が良くないといけませんね。)

 

私の現職は手当が多く、税引き前の月給のうち1/3はあるのではないでしょうか。一方で前職の手当は残業代のみです。非常にシンプルです。するとどうなるかというと、同じ時間稼働して、同じ月給を貰っていても何かあると基準が異なるということになります。

そうです。もう1つベースに影響される残業代が異なってきます。

 

Aさん:ベース30万円+家族手当3万円+諸手当2万円=35万円が税引き前の給与

Bさん:ベース35万円が税引き前の給与

どちらも同じだけの手取りになります。

 

上記条件で残業代を考えてみましょう。

1日を8時間と見た場合、AさんとBさんの1時間あたりの残業代のベースはいくらでしょうか。

 

Aさん:35÷20(月の稼働日)÷8時間=0.21875→2188円

Bさん:30÷20(月の稼働日)÷8時間=0.1875→1875円

 

残業代を仮に上記平日日中の時間帯の1.2倍とし、月に40時間の残業があったとすると次のようになります。

 

Aさん:2188×1.2×40=105024円

Bさん:1875×1.2×40=90000円

 

これだけ1か月に頂ける残業代が変わります。約1万5千円違います。1年で180288円の差が出るのです。これは大きいですね!

 

ボーナスで2か月分貰いました。という状況があった場合に10万円の差が出ます。年に6か月分のボーナスとなると30万円。

 

ボーナスは転職活動時、給与を確定する際には分かると思いますが、残業代を試算することは少ないかもしれません。

私は残業代は出ないので関係ないのですが、残業代が出る若手は良く知っておいてください。事前にベースを確認してベースアップの条件を確認したり、生活の中で新しい給与体系だとどうなるか予測しておきましょう。そして、就業したらしっかり残業代を貰いましょう。私はしっかり残業を付けるよう若手には言ってます。

 

蛇足ですが、、、

しっかり働いたら、しっかり貰いましょう。

でも、ちゃんと働かない人は時間・給与ドロボーです。(w