会社も社員にコミットできるか
"新卒3年目で子会社の社長に就かせる"という言葉は話題作りとしては成功で、チェックする人も多いと思います。(下記記事)
しかし、この言葉に惹かれた若者がそれまでの道のりとTargetで満足し続けることは当然できないし、そこからどうするか?はもちろん自分で考える必要が出てきます。
学生時代からビジネスをする者もいるので、即戦力になりうる人財は存在するが採用できるとは限らないですよね。やはり、その会社が目指すものと同じベクトルを指すように育成することは程度こそあれ必要になってくると思うんです。
この採用方式でバッティングする会社が変わったとありますが、長期就業しない分野の業種とバッティングするリスクは考えておく必要があると思っています。最近の、"若い労働力・時間を過剰投入させて疲弊したらオサラバ"という一部の風潮に流されないのが優秀な人物です。仮に、そんな貧しい発想が少しでもあれば優秀な人財は早期に見切り、バッティングしていた企業に転職する可能性が高いのではないでしょうか。力があれば就労はタイミングの問題だけです。
コミットしたらそれが全てというわけにはいきません。経営側としてわかっているはずですが、素晴らしい新人が新人であるのはほんの数か月です。そこからはプロとしてちゃんと接し、評価をして頂きたいと切に願います。
ところで、この記事の最後に内定段階の計画が立っていないことがわかる文面がありました。
NB:2017年入社の5人の内定者に対しては、レディネスになるような研修などを入社前に計画しているんですか。
上林:今のところ、2018年新卒採用の手伝いをお願いすることなどを検討している段階です。
私は内定段階で会社を垣間見る必要があると思っていないので(入社するまでにミスマッチがあれば辞退してOKという考えがあれば別)、計画しないで欲しいというのがホンネです。学生はしっかり勉強して脳細胞を増やし、入社式でスイッチを入れろと言いたいです。内定者は安価な労働者ではないので。
そう思うのは、自分を十分に学生として全うさせてくれた会社があったからかもしれません。本当に前職場に感謝です。
皆さんも自分にとって良い会社に巡り合うことをお祈りします!