就活の幹

就活のテクニックではなく、求められる人になるための本質・考え方・構え方など考えてみます!

40代で転職活動しています。年齢制限することは今も昔も変わりません。

私は40代で転職活動をしています。

募集要項に例外に基づいた年齢制限の無い求人に募集しているのですが、見送りとなる理由に年齢が含まれることがあります。それが現実。

経営する立場になると40代なんてひよっこだと言われますが、面接を行うのは経営する者ではないですし、コンプライアンスへの意識が低い人たちもいらっしゃるので、残念ながら年齢で落とされることもあるのが真実なのです。

転職活動されている方は真実を見るという意味で、新卒で就活されている方や来年就活という方は企業の見極めという意味でご覧頂ければと思います。

 

年齢で制限をしないということ

皆さんご存知でしたでしょうか。厚生労働省から年齢制限禁止について言われています。

www.mhlw.go.jp

 

もちろん例外もあります。

www.jil.go.jp

 

年齢制限をしないということは年齢を採用において評価対象としないということが本来の主旨です。つまり、見送りとなった場合の理由に挙がってくるということはこの法制度に準じていないのです。年齢を評価として加味したい場合は、例外に沿って対処しなくてはなりません。

例外は雇用する側への配慮で設けられています。雇用する側への配慮があるのですから、それを無視して募集要項への明記なく募集して欲しくないと応募側として思うのです。

 

年齢制限の真実

本法制度の例外を正しく使用することで、法改正前の年齢制限について法制度に則って行えるという解釈もできます。企業は必ず、法制度を正しく理解して頂きたい。

また、法制度に正しく則っていれば、年齢制限があるような求人に応募する余計な労力を応募者が使わなくて済むと同時に、そういう考えの会社であることを新卒応募する人も理解できるわけです。

 

私が経験した中では、最終面接まで実施して見送りとなった理由の1つに年齢が挙げられた事例がありました。Agentはいくつか挙がっている理由のうち、これが最大だろうという話でした。(評価した点と評価していない点を確認したAgentによる総合的な見解です。)

 

こういった求人で本当に求めているものは何か?それは自明ですが、安い給料で雇用をすることです。私が過去に務めた企業でもそういったポジションを作ったことがありましたが、皆さん注意して下さい。このような方針を出すには理由がありますが、その理由の大半はビジネス上のコスト抑制であることが多いです。したがって入社後は昇給について期待できません。そして次にやってくるのは組織の腐敗です。安く雇用した人とそうでない人が一緒に働くことで生まれる不満は、安く雇用した人の早期の退職をもたらすだけでなく、そうでない人を安く雇用するポジションへ異動させるというプランも発生させるリスクがあります。さらに産まれる副次的な悪影響は正直大きく、期間も長いことが多いでしょう。なぜなら、このActionが長期的に考えて良い結果を産むActionではないからです。

 

私はそんな会社には行きたくはないですが・・・それを見切るまでにかなりの手間と時間がかかりますね。(要は面接を進める必要がある)

 

見極めて!

よくあるのは35歳あたりからの年齢制限。35歳で制限するということは、 その年齢になるとそういう制約的な扱いを受ける可能性がある会社だと注意して良いと思います。40歳を超えている私は35歳なんて制約を受ける必要性を感じません。。。

私が以前に努めていた会社では、そもそも社長も転職だし、、、その前の社長も、そのさらに前の社長も。本部長やっている同期も出戻り。

新卒で就活している人は、その企業の中途採用の情報も確認することをオススメします。何か垣間見ることができると思います。

 

あとがき

私は楽しくない仕事をするのは嫌なので、先ず退職したことが正解だったと思っています。 20代なら今のように思わなかった。実際、29歳で転職活動したことがあるので。

転職してないことを心配してくれる後輩もいるし、紹介すると言ってくれる後輩もいます。いい人と出会えているという喜びを感じることができたのも、会社を辞めてより一層強く感じました。(もちろん、在職中も感じてましたよ!!!)

でも、一番良かったのは自分にとっての仕事や家族、周囲で起こる1つ1つに対して見つめ直し、自分の本質を再認識し自分の根底にある思いを再認識できたことです。もし、勤務しながら、少しづつ自分を見つめ直す時間が確保できるなら、皆さんには少しでも良いから普段から自分を見つめ直して欲しいです。それが将来の自分のための一番良い活動になります。(私がメンタリングした人には、定期的な自分の将来のプラン見直しをお願いしています。)

そして、私の経験が少しでも皆さんの助けになれば幸いです。