臨機応変に面接で話をするために(1)
私が新卒で就職活動していた時と、今の転職活動と何も変わらず、今も昔も変わらず通用しているのは臨機応変に面接で話をすることです。
それができれば・・・なんて思っている方、
普段できているのです。
例えば、皆さんが大好きな趣味を話を友達と話すとしましょう。それが車の話だったとします。Aさんは車が趣味でスポーツタイプの車を持っているだけでなく、多くのメーカーのスポーツタイプ以外の多くの車種について知っています。Bさんは特に車に興味は無い。でも、ある日公式のレースで勝った。AさんはBさんにその話を聞いて欲しい。
Aさんは、どうやってBさんとその話をするでしょうか?
A「先週末、車のレースに参戦して1位になれたんだよね~。」
B「お!すごいじゃん。」
B「てか、レースとか出てたんだっけ?」
A「自動車部で時々レースに出てたんだよね。」
A「最初はさあ、先輩に誘われて~~~~~<と、自動車部に入った経緯やこれまでの話をする>」
B「じゃあ、念願叶ってってことだね!」
B「でも、レースに出る車ってどういうところイジってんの?」
A「規定があるからイジる制約があるけど、~~~~~<あれやこれやと説明>」
大きく4つの対話を書きました。
1つ目、端的に興味を引く形で、話の導入をします。
2つ目、1つ目の導入に対する質疑応答です。
3つ目、それまでの話をふまえて背景を伝えます。
4つ目、結果に対する経緯を話します。
※ここでは話の流れについては考慮していないので無視して下さい。
Aさんの自分の思いは明確で、レースの話を伝えたい。レースを行うに至った背景やこれまでの経緯は自分の中にある。
恐らく、面接でも同じではないでしょうか。
入社したい。自分のできることをアピールしたい。背景や経緯といった定型的な質問・説明事項については事前にまとめておけるし、相手によって変わるものではない。
ここまではご理解頂けるでしょうか。
では、どうしたらいいか???
- 入社したい思い
応募する会社によって異なります。応募するに至った自分の気持ちを見つめて下さい。何が応募するという行動を起こさせたのでしょうか。自分の気持ちを突き動かしたのでしょうか。まずは正直ベースでメモに起こしましょう。
- 背景や経緯
自分を知らない人に自分を知って貰うわけですので、応募に至った背景や、自分のこれまでの経歴、新卒の人は研究について、転職の人は職歴をメモに書き出しましょう。
自分の出した結果や応募する会社・求人内容にたいして貢献できるポイントをメモに起こしましょう。ちょっとしたことでも良いです。できれば第三者が聞いてイメージできる定量評価に値するものが良いですね。
基本の素材はこの3大要素で十分です。
話が長くなってきたので、今回はここまでにします。
是非、こういった書き出しをやっていない人は実践してみて下さい。
人間は曖昧な状態でも頭の中で補完して問題無いとしてしまう傾向があります。書き出す作業によって、その曖昧さが明確になると同時に、それを理解して曖昧さを無くすように書こうとします。その結果として、書き出すことで頭の中が整理されていきます。
書き出す作業は多くの人が言っていること。本当に効果があるなら多くの人に効果があると思いませんか。でも、本当に多くの人がやっていると思いますか?
恐らく新卒より転職者のほうがやっています。それは、Agentが転職者に提示してくるチェックシート的なものを埋めることである程度これが実現できるからです。転職ビジネスの中でそういった実践が求められるのですから、新卒のみなさんも就活の中で同様なチェックシート等があるかと思います。やってみましょう。
こんなことやってもと思うかもしれませんが、やってプラスになる可能性があれば手間をかけて実行するマインドと実行力が社会では必要!すぐにやってみよう!時間が無ければまずは箇条書きでも良いですよ!