就活の幹

就活のテクニックではなく、求められる人になるための本質・考え方・構え方など考えてみます!

高校求人倍率1.75倍、94年卒に次ぐ高水準

2016年9月14日の日本経済新聞で今月16日解禁の2017年3月卒業予定の高卒の求人倍率が公表されました。7月末時点で1.75倍、6年連続で94年卒に次ぐ高水準とのこと。

www.nikkei.com

 

今となっては大学に進学する人が文部科学省の平成27年度学校基本調査(確定値)の公表内容から以下のように大学進学率の上昇が伺えます。

-大学進学率が前年度より上昇-
①大学・短大進学率(現役) 54.6%(ツ)(前年度より0.7ポイント上昇)で過去最高。
②大学(学部)進学率(現役)48.9%(テ)(前年度より0.8ポイント上昇)で過去最高。

平成27年度学校基本調査(確定値)の公表について - 文部科学省
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2016/01/18/1365622_1_1.pdf

 

一方で2018年問題というものを大学は抱え、学生というパイの減少に懸念を持っています。

benesse.jp

 

つまり2018年度は進学だけでなく、高卒で社会に出る人もパイとしては減少することでもあります。企業がそれを認識しているかはさておき、その直前に高卒の求人倍率の上昇が見られていることから今度ますます売り手市場となる状況が垣間見れます。

 

2018年問題は4年後に新卒のパイ減少の懸念となり、2022年問題として取り上げられるかもしれません。ただ、その前に就職浪人のような形をとる結果となった人で問題は数年後に先送られる可能性も十分あります。2021年に今回の高卒と同様に大卒の求人倍率が上がるといいですね。

 

私のようなシニアには、この状況は就業者の平均年齢の上昇や、年金支払いの開始年齢の上昇にも最終的にはつながり、日本の人財に起因した多くの状況や問題が新しい日本の問題として露呈してくるのではという心配も。

 

それはともかく、数字としては高水準になっても肌感覚としてはそうではないかもしれません。それは業界や業種などによって偏りがあるためです。高水準という点は安心材料ではあるものの、安心しきらず一生懸命に就活も取り組みましょう!

 

良い就活ができますように!

転職活動を終えることにしました。そこで振り返って思うこと。(2)

前回、転職活動を終えるにあたっての振り返りをしました。

nob8.hatenablog.com

 

今回はその第2弾、"転職サイトをどう使うべきか?"という点について感じたことをShareします。

転職サイトをどう使うべきか?

転職について考え始めたらまずはAgentサービスを使わずにサイトだけ登録

第1弾でAgentを使うことについて考察しました。やはり少し構える必要があり、コミュニケーションも発生するためそれほど気軽ではないのが正直なところです。そこで、どんな情報が飛び交っているのか?どんな世界なのか?今の求人の状況はどうか?そういったことを考えるのにはサイトだけ登録するのが最適だと思います。

大手から中小規模まで多くの人材紹介会社が存在します。それらのうち、Agentが出てこない形でのWebサービスのみ提供しているのは大手人材紹介会社のみと言っても過言ではないと思います。

ただ、Agentと全く独立した形で日経キャリアNETというものもあります。日経キャリアNETが私の経験からはとっかかりに向いていると思ったことは以下の記事で触れました。

nob8.hatenablog.com

 

日経キャリアNETでなんとなくの状況を見たら、リクルートDodaなど多くの大手のサイトへの登録を進めましょう。

ただ、Agentを使わないことで各社の一部のデータしか見ることができないことは知っておく必要があります。 大手サイトの登録を進めるとより多くの求人を確認できます。そして、完全Openな求人は競争率が高い可能性があるのと、Agent経由より一歩遅れた開示になっている可能性は心に留めておきましょう。

 

スカウトサービスを活かす

スカウトと言っても、登録したサイトより規模の小さい人材紹介会社のAgentからのスカウトも含まれます。これに反応しても良いのですが、それはAgentを使うということです。その点は注意して下さい。

Agentを使うことについては第1弾の記事で書きましたのでここでは割愛します。

nob8.hatenablog.com

 

人材紹介会社ではなく、各企業がスカウトとして連絡してくるものについてお伝えすると、大きく2つの求人連絡があります。

  • 割と短期間で終了する本気の求人
  • いつまでも募集している求人

正直なところ、Agentを使うと後者の求人の紹介を受けることは無いという感触です。実際、私は一度も後者の紹介はありませんでした。

これは1つの仮説でしかありませんが、コストをかけずに、若い労働者を獲得する場合に後者の手法を使っている可能性があります。Agentを使うと募集企業はAgentに報酬を支払う必要があります。ある大手Agentの報酬は1求人に対して年収の3割と聞いたことがあります。したがって、コストを抑えた活動をするためには時間をかけて募集していく結果を導くのかもしれませんが、それが一方でやる気のない募集と感じることも否めません。

 

短期で募集が終了する求人で、実際に私が知っている企業の情報が届いたことがありますが、人事状況を見ても本気であることは事実でした。

応募するなら、そういった短期で終了する本気の求人を見定めて応募するのが良いと思います。いつまでも募集をするというのは正直なところ応募側に比較的高いリスクが伴うと考えています。

長期で採用する理由をイメージしてみましょう。

  • 企業が長期的に良い人財がいればという位置づけで募集している
    →プラス材料
  • 人が集まらない(応募が無い)
    →マイナス材料
  • 人が入れ替わりすぎる組織で人が満たされない
    →マイナス材料
  • 案件が次々に獲得できている
    →プラス材料

深く掘り下げていませんが、ざっと上記の4つくらいは可能性として考えられます。ただ、長期に募集するという負担が人事側で発生します。これはコストがかかります。もし応募したいと思った求人が長期に募集しているものだった場合は、事前に情報収集することを強くお勧めします。それが難しい場合は選考の中でしっかり目を凝らし、耳を立てて多くの情報を獲得することをお勧めします。

スカウトサービスを活用するには毎回全ての情報をチェックするのではなく、繰り返しいつまでも送られてくる情報ではなく、より本気度の高い情報だけを吟味していくのが良いと思います。

 

スカウトサービスで見つけてもらう

ぜひ試してみたら良いと思いますが、サイトに登録したレジュメ等の情報を更新するとすぐに応募してみないかという連絡が入ります。企業側のサイトのUser Interfaceには、更新時期を軸とした応募者の絞り込みが可能と思われます。

実際にDodaの企業向け求人掲載オプションには、以前"スカウト代行サービス"という名称だったサービスも存在します。

saiyo.inte.co.jp

 

気づいて欲しければ更新をするということ。これを逆手にとって活用するのも見つけてもらう1つの方策だと思います。

 

検索条件を極める

検索は効果的に活用するのが良いです。例えばリクナビNEXTの場合は、検索条件を登録できます。それによって、定期的に検索条件に合致した求人をメールで受け取ることができます。通勤の行き帰りの電車の中で、ちょっとチェックするなんて状況で活かせそうですね。Webブラウザやアプリからも確認できます。

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リクナビNEXT 新着求人お知らせメール
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こんな書き出しのメールが届きますよ。

 

通勤時間を考える:

この条件、注意しないと無駄な労力を割くことにもなりますし、情報不足にもなります。例えば、やる気まんまんで千葉に住んでいて東京西部(都内ではなく都下)に通勤することもOKとした場合、本当にそれで良いのか自問自答しなくてはなりません。特に家族がいる場合です。

通勤に片道2時間としましょう。往復4時間。本が読めるなんて考えは良いのですが、9時出社のためには7時に家を出ます。終業が18時だったとして帰宅は20時です。定時勤務で7時から20時まで家にいることができません。子供が発熱で!!!なんて事象が起きた場合、そして、共働きだった場合、この状況で午前は妻が勤務して午後は私が、、、なんてことは難しいです。妻が12時まで勤務で12時半に帰宅したと仮定しましょう。そこから出社すると14時半に会社到着です。さすがに午後から勤務という言い方ができる時間ではないですね。

或いは、大雨。電車の遅延を考えて片道30分余計にかかるとすると、往復で5時間の通勤です。

本当にどこまでが自分の生活ステージに合った通勤圏か?を考える必要があります。

 

職務内容を考える:

職種や業界、本当に手広くなんでもござれというのは、年収は無視してこれまでの経験を捨てる場合だと思います。転職で一定の年収を求めるなら、経験はある程度活かせないと厳しいです。逆の立場で考えれば当然ですね。第2新卒は新卒レベルと見ているから関係ないかもしれませんが。

本当に何が目的の転職か?は、なぜ辞めたいのか?という自分の本心を真正面から受け止めることから始まります。辞める理由に対して改善することが目的になると思います。それを忘れずに職種や業界を絞りましょう。

絞ったほうが間違いなく準備が容易です。幅広いと企業研究・業界研究を広く行うだけでなく、選考・面接にあたってのシナリオも広く、或いは、複数考える必要があり負担は大きいです。

 

その他、細かい条件で捨てられないものは必ず条件に加えておきましょう。さんざん確認した挙句、自分にマッチしない企業だったりすると時間がもったいないですし、気にすること自体無駄ですよね。

 

"転職サイトをどう使うべきか?"のまとめ

転職サイトというツールを使いこなすのは皆さん次第です。ツールにはどういったものがあるのか?どういうツールか?を知り、それを自分が必要なものを獲得できるように使いこなして初めて活かされます。

そのためにはどういう企業を狙っていくべきか?自分自身を理解することが前提にあります。

その上で、

  • 正直な自分の気持ちを検索条件に込めて、情報を引き出していく。
  • 多くの機会を見逃さず、情報を見落とさず、自分の糧にしていく。
  • 情報を取捨選択する
  • 自分を情報として見つけてもらう

といった活動をツールである転職サイトで行っていくと理解しておくのが良いかもしれません。

仕事の中でやっているようなことを転職活動の中でもやっていくのが基本的なふるまいだと思います。

 

最後の第3弾は短く、"知人のつながりはどのタイミングで活かすべきか?"についてShareしたいと思います。

 

転職活動のとっかかりは日経キャリアNETがちょうど良いと思った。

私が転職活動するにあたり、 最初に登録したのは日経キャリアNETという無料のサービスです。配信されるメールもそれほど多くなく、内容も冗長すぎなくて良かったという印象で、人材紹介会社でグイグイ巻き込もうとする系統に比べて第一歩としては最適かと思います。


 Agentは日経キャリアNETからアサインされることはありません。スカウト等のサービスで他社のAgentが関係してくることがありますが、そういったスカウトに応えなければ転職マーケットをモニタリングするにはちょうど良いと感じました。

 

その日経キャリアNETに"人材紹介会社徹底活用マニュアル"という特集があります。

人材紹介会社徹底活用マニュアル | 日経キャリアNET

日経キャリアNETがAgentを持たないサイトサービスなので、割と中立な立場で書いてあると思いきや、メリット中心でまとめられている点は要注意。あくまでも転職活動することを決めた人を対象に書いていると思って読むのが良いです。でも、転職活動することを決めた人には必要最低限がまとまっていると思います。

デメリットについては書かれていないので、そこは自力でGoogle先生に聞くなりして理解しましょう。私も転職活動の振り返りとして現在まとめています。

nob8.hatenablog.com

 

 

上記の記事続編でも転職情報のサイトについて触れる予定です。

よかったら参考にしてみて下さい! 

 

来年度の国家公務員1011人増員要求

本日9/9のNHKニュースで、来年度の国家公務員の定員について増員要求6578人があったと報道されていました。

6578人の増員要求に対して、5567人の削減見込みがあるため、差し引き1011人の増が見込まれます。

www3.nhk.or.jp

 

国家公務員試験を受けられる方には嬉しい朝のお知らせになりましたね。

 

Just Info.ということで。

 

転職活動を終えることにしました。そこで振り返って思うこと。(1)

はじめに

40歳を超えて行った転職を結果として成功で終えることができました。いや、まだ入社していないので、正しくは「できたと考えています」ですね。

 

年収は大幅マイナス、責務は増加。でも、自分にとって充実した仕事内容とマネージメントメンバーに囲まれて仕事を行えそうなのです。裁量も十分ありそうです。そのため、自分の仕事人生としてはプラスと判断して転職活動を終了させることにしました。

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そんな価値観を持つ私が転職活動を振り返ります。

 

大きく3点についてShareしたいと思います。

  • Agentをどう使うべきか?
  • 転職サイトをどう使うべきか?
  • 知人のつながりはどのタイミングで活かすべきか?

 

Agentをどう使うべきか?

Agentを活用するためにはその世界のことを少し知っておく必要がある

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そもそもAgentを使うべきか?ということがありますが、より広く情報を獲得するためにはAgentを使うしかないのが現状です。

正直なところ、私は最初に関わったAgentを多少なりとも信じたわけですが、そこが失敗でした。10年以上前にAgentを使うということを経験していたものの、そこで良い経験しかしていませんでした。そのため、Agentの本来の社会的責任ではなく、収益を上げるための活動から発している言葉に対して、それがそういった意図である言葉だと気づいていなかった期間が今回はありました。

人材紹介会社の社風などが背景にあると思うのですが、応募者のために発言しているわけではない発言を見抜く力をある程度もっていないとAgentをフル活用できないと感じています。その結果、失敗することにもなると思います。実際、複数のAgentを使った結果、2つのAgent以外は失敗でした。私がそれに気づいたのはAgentを使い始めて1か月以上経ってから。そのため、無駄にしてしまった情報や時間は2か月分以上に及びました。

悪いAgentのやり口は以下のようなものです。

  • 転職に最適なのはまさに今で、3か月以内に決めるのが良いという言い方をする。
    →実際はそうではありません。転職の場合、新卒でも間に合うようなゆったりした求人はいつまでもOpenなものが多いと感じています。ビジネス上の理由で一定の期間で早く採用をしたい場合は、各会社のビジネス状況に左右されるため決算時期に関係なく求人がなされます。では、3か月って?と思われるかもしれませんが、それは人材紹介会社の区切り期間です。1人の応募者を3か月単位で管理していると思われ、それを背景に3か月で転職を完了させようとします。
  • 求人を選択するのに、「まず応募する判断を行うのは、1ページ程度の人材紹介会社が提示した資料でサクサク行えば良い」という指示をする。
    →これは応募者の考え方によって合う/合わないが分かれます。純粋にこれまで勤めた会社を辞めたいという理由なら十分なふるまいだと思いますが、目的を持った転職の場合はこれを行うと無駄な応募が増えて負担が多くなるばかりで、結実しにくいです。企業を知り、求人の背景を理解することこそが目的を持った転職の準備で必要であり、正しい企業/求人の選択に繋がります。
  • 職務経歴書に必要なアドバイスを行わない。
    →最初に関わったAgentは私が作った資料を見て、十分だと言い切りました。しかし、他のAgentに持っていくと、ちょっとした書きっぷりや誤字脱字を含め複数の指摘を頂くことがありました。正直なところ、自分でもこの手の資料を書きなれていないので、100%ではないものをAgentに見せました。だから指摘があるはずなんです。チームメンバーが作成した文書をチェックしてきた経験から、そんなことは分かります。しかし、指摘無しというのは違和感がありました。このような文書を読む力やアドバイスの力は、社風よりもAgent個人の力量によるものが大きいのではないかと考えています。
  • 職種転換を希望していても同業他社を強く勧めてくる。
    →これはビジネスで考えると当然です。一般的に、同業他社への転職ならば、これまでの経験を高く評価でき、入社の可能性が高いからです。Agentとしては良い稼ぎになりますが、職種転換を希望していると完全なミスマッチです。要は応募者の要望を聞かずに、収益のために同業他社の求人を紹介しているのです。

他にも注意点はあると思いますが、まずはこの4点を紹介しました。

力量や品質、社風、利益重視という点に注意して欲しいと思います。

 

このような経験からAgent/人材紹介の世界は知っておく必要があると思うのです。

 

人材紹介会社を知るには

私は人のビジネスにも興味があったため、人材紹介会社も応募しました。これは、採用されないと分かっていても勉強として意味がありました。機会があればセミナーだけでも参加することをお勧めします。面接までできればなお楽しいと思います。1人がどの期間でいくら稼ぐことが要求されるかが分かればAgentの気持ちが少しは理解できそうです。また、どういったビジネスを行っているのか?等について、受けた会社で他社との比較についても説明があります。

ただ、この業界は私のような年齢がシニアに分類される者が容易に入れる業界ではありません。

それは、若い抵コストの労働力が求められているためです。中途でも第二新卒~5年目くらいがちょうど良い業界と思います。したがって、私を支えてくれたAgentは皆揃って若い。私くらいの年代が行う仕事は分かっても、それに向かう姿勢や考え方はコミュニケーションが十分に取れないと理解できていないこともあるかと思います。自分の気持ちを汲んで欲しいなんて甘えはNGだと思って良いと思います。

 

人材紹介会社は複数つきあうべきか?

複数つきあうのが最適かどうか難しいところはあります。複数つきあうことによるメリットがあるのは自明ですが、デメリットもあります。

メリット

  • 私のように転職経験が少ないと良い人材紹介会社やAgentを見極めにくいが、それを比較対象を持つことで見定めることが可能となる。
  • かなりの求人が重複するが、重複していない求人が出てくる。これは企業によってオススメされていないのか、検索にHitしないだけかの判断は難しいが、1社だけ使うよりも情報量は増える。
  • 職務経歴書等の資料作りに対してアドバイスをより多くの視点で貰うことができる。
  • 競合他社を使っていることをAgentに時々再認識して貰うことで競争意識からくるモチベーションのコントロールができる。

デメリット

  • 応募のスケジュール管理が個々の人材紹介会社の中で管理して貰えるが、全体のスケジュール管理は結局自分で行う必要がある。日程、選考状況(ステージ)等、管理表を作っておく必要がある。
  • 個々の人材紹介会社の中で情報が重複していなくても、複数の会社から出る全体の情報としては重複が出てくるため、他社で応募した求人に重複した応募をしないよう注意が必要となる。
  • 同じ求人をどの人材紹介会社から応募するか迷うかもしれない。(信頼度で決定するのが自然)
  • 1度はどの人材紹介会社もAgentと面談をするので、その回数が多くなる。できるだけ短期に終えたほうが良いかもしれないが、自然体でズレることによってより重複の無い求人を獲得する可能性も否めない。ただ、とにかく面談1回で1時間の所要時間とした時に、5回実施することで5時間必要。移動時間も考えるとそれだけでも手間。多忙な人には負担になる。

 

簡単に言うと、母集団を広くすることによるメリット・デメリットがあるということになります。ただ、母集団をあえて絞ることは無いかと感じました。

 

複数のAgentにどのようなbehaviorが適当か?

私は大手人材紹介会社の競合から3社、規模が小さい人材紹介会社から1社という形で人材紹介会社を選びました。1社にすることで不慣れな点が失敗に繋がらないようにリスク回避する目的もありましたし、当然ながら情報量という情報の母集団を広く獲得するためでもありました。大手でも良い企業と付き合いたいとも思いましたし、企業規模の違いから何か違った切り口が出てくるかという興味などから大手以外からも選択しました。

相手となるAgentはプロ。応募者は素人。

自分も少し採用面接の類に関わったこともあり、なおさら自分は素人と思って望みました。

1つ大切なのは、自分の思いは理解されてないと感じたらすぐに意識合わせをすることです。 Agentによっては検索主体の行動を取りますが、キーワードは意識合わせした内容に基づきます。そもキーワードもShareして良いとも今更ながら思います。

自分の志向、応募する求人に対する思いの強さ、不安、多くのことを共有し、良いAgentならそれを極力解決しようと努力してくれます。手間のかかる質問でもどんどん行って思いを共有すると同時に、Agentの応募者に対する熱意も測ると良いと思うのです。

 

簡単に言うならば、Agentが出す求人は検索結果です。検索結果が自分に合ったものとなるよう導くために、応募者の伝え方を丁寧に行うのは普段のコミュニケーションと同じです。

この結果を応募するまでの間に吟味するのも応募者です。ただ、不明点を明らかにするのはAgentのRoleであり、会社としてどれだけ応募者の期待に応えるか否かの志向性を測る1つの大きなポイントです。不明点はクリアにして応募することで、応募者は面接フェーズに入った際に、自分の考えを求人を出している企業へ上手くぶつけることができます。

 

"Agentをどう使うべきか"のまとめ

主体はあくまでも応募者です。要件を明確に自分の中で定義し、それをAgentに分かりやすく伝え、共有することで情報を獲得するように応募者がコントロールすると考えるほうが上手くいくと思います。複数の人材紹介会社を使うなら、その後も応募者が協力にリードすることでAgentという仕組みを使いこなせていけると思います。

道具を使いこなすためには道具のことを知るのと同じで、Agentを最大限活用するためにはAgent/人材紹介会社についてある程度知る努力はあっても良いと思います。Agentとのコミュニケーションの中で理解を深めても良いですし、私のように応募してみても良いと思います。

そして、情報を使いこなすのは自分です。本当に自分のための情報は何か?見極める力があると失敗のままに終わることは少ないと思います。

どうしても迷ったら周囲の知人などに相談しても良いと思います。就活・転職活動が長いと判断を誤ってしまうことも。時々、初心を振り返って自分のあるべき姿を再確認することも忘れずに!!!(年収よりも仕事内容重視という最初の優先度が入れ替わってないか?等)

 

 長くなってしまったので、パート2で"転職サイトをどう使うべきか?"を、パート3で「知人のつながりはどのタイミングで活かすべきか?」についてShareしたいと思います。私がどんな会社とお付き合いしたのか?については、タイミングを見て行おうと思います。

 

続: 「何かご質問があれば。」と、言われて困る方へ。

以前、以下の面接での質問対応として、面接内で抱いた質問事項をしっかりメモしながら望むという形についてお伝えしました。

nob8.hatenablog.com

 

今回は、事前に質問に関して準備するには?という切り口で自分が就活する中で感じたことをShareします。

 

蓄積フェーズ

就活するにあたって、必ずどこかで企業研究をすると思います。それは、新卒・中途に関係無くです。そこで少しでも思った疑問があれば必ずメモをしましょう。Webを見ながら、メモ帳を開いて気になる文言をコピペして自分の疑問を書き添えても良いでしょう。ノートに書きためても良いですね。

セミナーに参加する中で抱いた疑問についても同様です。

 

分類フェーズ

質問は適切な相手にすべきです。人事担当者に現場の詳細な質問をするのは不毛です。面接官に違和感を与えるだけですし、状況が読めていないことが明らかになります。自分にとっても回答が得られないことは、企業を理解する上でもマイナスであることは間違いありません。

 

  • 現場担当者/現場Manager
  • 人事担当者/人事Manager
  • 役員

主に、上記3つのRoleに対して適切な質問をするのが良いです。だって、役員に細かい現場の話をしても、最適な回答をしようにもできません。

ただし、選考会は人事担当者のみが出席してある程度持ち帰って検討頂くことができる場です。この場合は持ち帰りも意識して会話をするとより選考会の場を活用できると思います。

nob8.hatenablog.com

 

少し脱線しますが、昨日書いた以下の記事も同様で、相手に合わせて言葉を選択しないと全く想定通りに進みません。 

nob8.hatenablog.com

したがって、蓄積フェーズで記録した質問事項はRoleに合わせて分類しておくのが良いです。

面接が進むにつれて聞きたいことや聞くことができることが変わってきます。相手に合わせて質問を選択して対話しましょう。

 

相手に合わせて分類したら、優先度もつけておいて下さい。高い優先度の質問は頭にしっかり入れておき、他の質問は面接の中で活用できるようにしましょう。全ての質問をノートに入れておくと良いですね。

 

面接フェーズ

準備は実際の面接で成果として具現化されると思います。時には、準備した質問のいくつかは面接官から説明があり質問する必要がなくなる場合もあります。これは多くの人が質問として抱くという想定の下に説明があるか、よく理解して欲しいための念押しか。いずれにしても質問が減るのは応募者心理としては追い込まれがちです。私もこういった質問が減ってしまう経験が何度もあります。どうしても新たな質問が浮かばなければ、少なくとも、準備した質問の回答が説明の中で得られたことをお礼として一言お伝えしましょう。その中で、お礼を伝えながら新しい質問を考える間を取っても良いかもしれません。

最悪、準備したメモを確認し、聞かなくても良いかと優先度を下げた質問事項から質問を選んでも良いと思います。

 

私も後ほど役員面接があります。

皆さん、共に頑張りましょう!

 

就活の面接であなたは質問を誘導できる?

誘導って言うと応募者側が優位な感じに受け止められる方がいらっしゃるかもしれないですが、面接はどっちが優位ってことではないですね。ここでは、面接官と探り合いながらやりとりを経験する1つの方法としての誘導を考えてみました。

 

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例えば、研究の説明をするとしましょう。例えば胸部のとある心電測定部位に関する説明をする時、以下のような選択ができると思います。

  1. 「第五肋間の鎖骨中線上の電位を測る」といった説明をそのまま言葉で行う
  2. 言葉と、指で具体的に自分の体の部位を指しながら説明する
  3. およそこのあたりという言葉と、指で具体的に自分の体の部位を指しながら説明する
  4. 「典型的なQRS波形を導ける部位」といった代替えとする略した表現をする

相手によりますが、専門とした人を相手にするなら4の説明で質問を誘導できる可能性がありますね。また、質問が出なくても説明として十分であればOKだと思います。

 

ポイントは、言葉足らずではなく簡略化した代替えとなる言葉で説明することによって、補足を求めるような質問を引き出すということです。

 

これは小さい子供に説明をする状況や、急いでいる時に詳しくない相手に指示/依頼を行う時の伝達方法が類似しているかもしれません。

 

では、実際に面接時のイメージで考えるならどうするか?ですが、、、

普段の友達との話の中で、自分の話をしっかり聞いて欲しいと思いながら話をすることもあると思います。でも時間には限りがある。その状況をイメージした肌感覚でやってみると良いと思います。もちろん、言葉遣いはちゃんとして下さいね!

 

伝達のSkillは入社後も求められます。そしていつでも、学生時代の普段の生活の中でもSkill Upが可能なものでもあります。最適な伝達は緊急を要する大切な場面で求められますので、就活がまだまだ先という方も力を付けておくと必ずプラスになると思いますので、ぜひ意識してみて下さい!